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新築で家庭菜園つきの家を建てたい方必見!必要な庭の広さと3つの注意点

新築で家庭菜園つきの家を建てたい方必見!必要な庭の広さと3つの注意点

住まいづくり

新築するなら、家族みんなが楽しめる家庭菜園をつくりたい!」そんな夢を持つ方が増えています。コロナ禍以降のおうち時間の増加、そして野菜の消費量増や値上がりが後押ししているようです。

野菜を育てたり収穫したりする喜びのある生活 ―― ステキですよね。しかし、「どれくらいのスペースが必要なの?」「どんな設備や準備が必要なの?」といった悩みや不安もつきまとうでしょう。

本稿では、家庭菜園つきの新築住宅を建てるために必要な基礎知識をご紹介します。理想の家庭菜園を実現するために、ぜひ最後までチェックしてください。必要な準備と注意点が分かりますよ。

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新築住宅を建て、家庭菜園をつくるのに必要な土地の広さは?

新築住宅を建て、家庭菜園をつくるのに、どれくらいの土地が必要なのでしょうか?

土地が狭いと、広い畑がつくれず、育てられる野菜の種類が少なくなります。大きな野菜も、諦めざるを得ないでしょう。

一方、広すぎても管理しきれません。家庭菜園に適したサイズを探ってみましょう。

家庭菜園スペースを設けるのに必要な庭の広さ

家庭菜園スペースを設けるのに必要な庭の広さ

家庭菜園の初心者は、小さめのスペースから始め、慣れてきたら徐々に広げていくとよいでしょう。最初から広くしすぎると、管理が大変になるため、家庭菜園にネガティブな印象を持ちかねません。

最初は、2m四方(4m²)くらいの広さから始めるのがおすすめです。多くの品種はつくれませんが、初心者でも管理しやすいでしょう。

慣れてきたら、3m四方 (9m²)、5m四方 (25m²)、と広げていきましょう。徐々に、種類を増やしたり大型の野菜を育てたりできるようになります。

自信がついてきたら、80m²くらいまで挑戦してみてもいいでしょう。それ以上広くすると、管理が大変です。80m²の家庭菜園なら、かなり本格的な《輪作》もできますよ。

  • 初心者におすすめの広さ:4~10m²くらい(約1~3坪)
  • 中級者におすすめの広さ:10~25m²くらい(約3~8坪)
  • 上級者におすすめの広さ:25~80m²くらい(約8~25坪)

輪作とは、同じ畑で、数年かけて計画的に作物(科)を変えながら栽培していく農法のことです。畑を数区画に分けて、つくる野菜を毎年ローテーションさせます。

同じ場所で同じ科の野菜を栽培し続ける《連作》をおこなうと、連作障害を起こしやすくなります。連作障害とは、連作により、作物の生育不良や収穫量低下を招く現象のことです。

連作を続けると、土壌の養分バランスが崩れたり、特定の病害虫が発生しやすくなったりします。輪作をおこなうことで、この連作障害を予防できます。

参考:十勝総合振興局『輪作について』

新築住宅を建てるのに必要な敷地の広さ

新築住宅を建てるのに必要な敷地の広さ

新築に必要な敷地面積は、《世帯人数》とその土地に設定されている《容積率》から目安を導き出せます。

容積率とは「敷地面積に対する建築物の延床面積(床面積の合計)の割合」のことです。建築基準法第52条で地域ごとに容積率の上限が指定されていて、これを超える延床面積の建物は建築できません。

参考:建築基準法 第52条(容積率)

たとえば、3人暮らしのご家族が《容積率50%》のエリアで《30坪》の家を建てる場合は《60坪》以上の土地が必要 ―― ということになります。

目安を表にしましたので、参考にしてください。

世帯人数 最低限必要な敷地面積
50% 60% 80% 100% 150% 200%
単身 33.28坪 27.73坪 20.80坪 16.64坪 11.09坪 8.32坪
2人 45.38坪 37.82坪 28.36坪 22.69坪 15.13坪 11.35坪
3人 60.50坪 50.42坪 37.81坪 30.25坪 20.17坪 15.13坪
4人 75.62坪 63.02坪 47.26坪 37.81坪 25.21坪 18.91坪
5人 86.22坪 71.85坪 53.89坪 43.11坪 28.74坪 21.56坪
6人 100.58坪 83.82坪 62.86坪 50.29坪 33.53坪 25.15坪

ご想像のとおり、世帯人数が増えれば増えるほど必要な床面積も増え、容積率が低ければ低いほど必要な敷地面積が増えます。

ですから、容積率の高い地域では、建物の面積と家庭菜園の面積を考慮して土地を購入する必要があります。

一方、容積率の低い地域では、建物の周りに自然と空地ができます。たとえば、容積率が50%の地域では、敷地の半分以上が空地になります。その空地を、畑や庭として活用できます。

なお、新築時に必要な土地の広さの目安については、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

新築時に必要な土地の広さ(坪数)の目安は?面積の計算方法を紹介

家庭菜園に適した家のレイアウトとは

家庭菜園に適した家のレイアウトとは

これから新築と同時に家庭菜園を計画されている方は、「どこに畑をつくればいいのだろう?」と悩まれているのではないでしょうか?

畑の位置を決める際、以下を考慮していただくとよいでしょう。

  • 家と畑の位置関係
  • 日当たり
  • 転用する可能性

もう少し詳しく解説しましょう。

▼家と畑の位置関係を考慮する

家から畑までどのようにたどり着くのか、動線を考えておきましょう。間取りに《土間収納》や《パントリー》を設け、そこから畑に出られると都合がよいです。

家の中から眺められる位置に畑があると、育てている野菜をいつでも観察できて便利です。ただし、畑から家の外壁まで1m以上離しましょう。水はねや泥はねで、基礎や外壁を汚さずに済みます。

埋設してある配管(ガス・水道)や配線(電気)の位置も考慮しましょう。うっかり配管や配線を傷つけないよう、できるだけ離して畑をつくるほうが無難です。

▼日当たりを考慮する

畑の位置は、日中に太陽光が当たる時間が長い場所、日陰にならない場所がおすすめです。ですから、もっとも畑に適しているのは南側の開けた場所です。

南側なら、一日を通して日当たりがよく家庭菜園に有利です。冬でも比較的暖かく、寒さに弱い植物も育てやすいでしょう。南側に南北方向の畝がつくれたら、理想的です。

東側も、午前中に多くの日光を得られます。午後以降も影になりにくい場所を選べば、家庭菜園を設けられるでしょう。

一方、北側や西側の日照条件が悪い場所は、植物の生育には不向きです。しかし、日陰でも育つパセリやリーフレタスなどの「陰生植物」を植えることで、家庭菜園を楽しめる場合があります。

▼転用する可能性を考慮する

将来的に、家庭菜園をやめることもあり得るでしょう。そんなとき、サンルームやガーデニング、あるいは駐車スペースに転用できるとお庭がデッドスペースにならずに済みます。

駐車スペースに転用する可能性がある場合は、道路側に家庭菜園をつくっておく必要があります。畑の囲いも、撤去可能なものにしておくとよいでしょう。

サンルームについては、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

サンルームとは?使い方やメリット・デメリット、注意点を徹底解説

新築住宅で家庭菜園を始めるための基本準備

新築住宅で家庭菜園を始めるための基本準備

ここからは、新築住宅で家庭菜園を始めるための基本準備をご紹介しましょう。あとから「失敗した!」と思わなくて済むように、これからご紹介する3つの準備を実行しましょう。

家庭菜園に適した土地を選ぶ

家庭菜園にとって、環境は非常に重要です。環境は土地に依存します。日当たり・水はけ・土質・面積・形状など、総合的な観点から土地の適性を見極めることが重要です。

日当たりは先に解説しましたので、ここでは「水はけ・土質・面積・形状」についてご説明しましょう。

▼水はけと土質

畑には、保水性と排水性のバランスが取れた土壌が適しています。

水はけのよい土 土の中に隙間がたくさんある。隙間が多いと、水や空気が通りやすい。根腐れを防ぎやすく、植物の生育に適している。団子状の土の粒が集まった状態(団粒構造)が理想的。
水はけの悪い土 粘土質で土の粒が小さく、隙間がない。粒どうしが固結するため、水の通り道がなくなる。常に湿った状態になりやすく、根腐れや病気の原因になるため、家庭菜園に不向き。

上述のとおり、粘土質で水はけが悪すぎる家庭菜園は、植物が根腐れを起こしやすくなります。ですから、水はけが悪い場合は土壌改良が必要です。

一方、砂質で水はけが良すぎても、頻繁な水やりが必要になります。家庭菜園には、保水性と排水性のバランスが重要なのです。

▼面積と形状

狭小地や不整形地、とりわけ旗竿地は、日照面で制限を受けているケースが少なくありません。潤沢な太陽光を得られない土地は、家庭菜園に不向きと言えます。

家庭菜園をつくるなら、広めで四角形に近い形の土地が有利です。建物を建てても、しっかりと日照や家庭菜園用のスペースを確保できる土地を探していただくとよいでしょう。

利便性や建築工事のことも考慮すると、理想的な条件をすべて満たす土地は見つからないかもしれません。ハウスメーカーと相談しながら、家庭菜園を見据えた《合格点の土地》を探しましょう。

給水設備を整える

家庭菜園が大きくなったときのことを考慮して、新築時から給水設備や排水経路の計画をしておくと安心です。自動散水や雨水利用なども取り入れつつ、総合的な計画を立てましょう。

自動散水栓 毎日の水やりを省力化できる。タイマーつきの散水機なら、水やりの自動化も可能。旅行などで長期不在にする際にも便利。
雨水利用システム 雨水タンクを設置し、家庭菜園の水やりに利用する。災害時の生活用水としても活用できる。

なお、新築時に家庭菜園用の水栓を設けておくと何かと便利です。できるだけ、畑の近くがよいでしょう。

家庭菜園に適した土づくりをおこなう

新築時の家庭菜園では、野菜栽培に適した土壌づくりが不可欠です。以下の理由から、新築直後のお庭は植物目線で見ると《荒れた状態》になっています。

  • 工事の影響で土が固く締まっている
  • 表土が失われ、下層のやせた土や石が露出している
  • 植物の生育に必要な有機物や微生物が少ない

繰り返しになりますが、野菜の健全な生育のためには、土壌に適度な水はけと保水性、そして通気性が必要です。土壌中の養分バランスを整えることも重要でしょう。

堆肥や腐葉土などの有機物を投入し、団粒構造と呼ばれる土壌に近づける土づくりが欠かせません。初心者には難しい作業ですので、外構工事のプロに依頼することもご検討ください。

玄関アプローチや駐車スペースなどとあわせて業者に依頼すれば、手間を省けるでしょう。

覚えておきたい、家庭菜園を成功させるための3つの注意点

家庭菜園を成功させるための3つの注意点

最後に、家庭菜園を成功させるための3つの注意点をご紹介して終わりたいと思います。

初心者でも失敗しにくい野菜や栽培方法を選ぶ

家庭菜園を始めるなら、まずは初心者でも育てやすい野菜からスタートするとよいでしょう。いくつか、おすすめの野菜をご紹介します。

トマト 高栄養価。一度に多くの収穫が見込める。ミニトマトが育てやすい。
ナス 病害虫の影響を受けにくく、育てやすい。
ピーマン 病害虫の影響が少なく、初心者向き。ただし連作障害に注意。
キュウリ 収穫量が多い。つるが伸びやすく、こまめに支柱等に誘引したい。
ゴーヤ 病害虫に強く、緑のカーテンにも利用できる。
ジャガイモ 生命力が強く、じつは深めのプランターでも栽培できる。
ニンジン 柔らかく深い土壌が好き。種まきは少し難しい。
ラディッシュ 20日ほどで収穫できる。秋まきがおすすめ。
サツマイモ やせた土壌でも育ちやすい。あまり肥沃だとつるボケしやすい。

たとえば、ミニトマトは「初心者でも育てやすい野菜」の代表格です。育てるのが簡単でありながら、一度に多くの収穫が期待できます。迷ったら、ミニトマトから始めてみてください。

初めて自分で育てた野菜を収穫する喜びは、格別です。植物が成長していく様子を見守る楽しさと、収穫の瞬間の達成感を味わうことで、家庭菜園の魅力にどんどん引き込まれるでしょう。

なお、種から育てるよりも、ある程度育った苗から始めると失敗しにくいです。また、日当たりや水はけ、肥料や水やりなどの基本を押さえることが家庭菜園のコツと言えるでしょう。

家族や友人と、自給自足の楽しさや収穫の喜びを実感する

家庭菜園は、家族や友人と一緒に楽しむことができます。たとえば、週末に家族みんなで土を耕し、種まきをおこなう ―― そんな時間を過ごすことで、家族の絆が自然と深まっていくでしょう。

収穫の日には、採れたての野菜を使い、家族や友人とバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか?まさに、最高のひとときになるでしょう。

野菜嫌いのお子さまも、自分が育てた野菜なら食べられるかもしれません。自分たちの手で育てた新鮮な野菜なら、きっと食事がいつもより美味しく感じられるはずです。

収穫した野菜の洗い場や保管庫、園芸道具置き場をつくると便利

家庭菜園をより快適に楽しみたいなら、こんな場所があると便利です。

  • 収穫した野菜をすぐに洗える洗い場
  • 鮮度を保つための保管庫
  • 園芸道具を整理して保管できる置き場

たとえば、間取りの一部にお庭につながる土間スペース兼パントリーを設けると、道具の保管や野菜の洗浄、キッチンへの運搬がしやすくなります。雨の日の作業も快適におこなえるでしょう。

ただし、これらのスペースをつくるには、ある程度の土地の広さと予算が必要です。これから土地探しをされる方は、しっかり計画を練ってから土地を探しましょう。

【まとめ】家庭菜園つきの新築住宅で健康的な生活を始めよう

アフターコロナ後も家庭菜園の人気が続いています。家庭菜園を通じて、健康的で豊かな暮らしを実現できるからです。自然との触れ合いや日常の中の安らぎ、そして収穫の達成感も得られます。

野菜価格の乱高下が続く昨今では、家庭菜園が家計の安定にも一役かっているようです。自分の手で育てた新鮮な野菜を食卓に並べれば、食生活を充実させるだけでなく、お財布の負担も軽減できます。

あなたも、新築住宅の計画に家庭菜園を取り入れ、日々の暮らしをより充実させてみてはいかがでしょうか。家庭菜園を通じて、家族との絆を深め、経済的で心豊かな生活を楽しみましょう。

家庭菜園つきの新築住宅で健康的な生活を始めよう

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