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自宅の庭(外構)をドッグランにしたい!ポイントや必要な設備を解説

自宅の庭(外構)をドッグランにしたい!
ポイントや必要な設備を解説

住まいづくり

ワンちゃんと一緒に暮らしているご家庭なら、一度は「ドッグラン付きの家に住みたいな」と思ったことがあるでしょう。ドッグランがあれば、ワンちゃんとの暮らしが楽しくなり、散歩だけでは不足しがちな運動量を補ってあげられます。

しかし「どんな設備が要るの?何に気をつければいいの?どのくらい面積が必要なの?」と、分からないことも少なくないでしょう。費用も気になりますよね。

本稿では、ご自宅のお庭にドッグランをつくるときのポイントや必要な設備、費用について解説します。お庭を ドッグランにしたい方や新築時にドッグランをつくりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。あなたの計画が、具体的になりますよ。

 

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自宅の庭にドッグランをつくるときのポイント

犬は外で遊ぶのが大好きです。ちょっとお散歩に連れて行っただけでは「物足りない!」「もっと遊びたい!」と感じるワンちゃんが少なくないでしょう。とは言え、人間が暮らす環境は危険がいっぱいです。室内で駆け回ると、ケガや事故につながってしまいます。「お庭にドッグランがあれば、愛犬が思う存分遊べるのに」と思わずにはいられませんよね。さっそく、ご自宅の庭にドッグランをつくるときのポイントをご紹介します。


新築時にドッグランを計画する

もしもあなたが新築をご計画中でしたら、最初からドッグランも計画に入れておきましょう。そのほうが、ご予算もドッグランの配置計画も、無理なく検討できます。
一般的にお庭の計画は、家づくりの流れの中で最後におこないます。ですから、どうしてもしわ寄せがいきやすく、ご予算や面積の制約を受けやすいのです。既存の住宅なら、なおさらでしょう。
新築時に最初からドッグランの計画を立てておけば、理想のドッグランをつくることができますよ。


ドッグランをつくるなら広い庭が理想的

コロナ禍以降「庭にドッグランをつくりたい」というニーズが増加したように感じます。あなたも「わが家もドッグラン付きの家なら楽しいのに」とか「どれくらいの広さが要るのだろう?」と思ったことはありませんか。
ドッグランをつくるなら、広い敷地のほうが有利です。
理想的なドッグランの広さは小型犬なら100㎡、大型犬なら500㎡と言われています。しかし、これらはあくまで施設としてのドッグランの話であり、一般の住宅では現実的ではありません。
ワンちゃんの運動量や複数頭での同時利用を踏まえての広さですが、上記を理想としてできるだけ広くしてあげると、ワンちゃんがより楽しく遊べるドッグランができるでしょう。
広いドッグランは以下のようなメリットが挙げられます。

  • 思う存分走り回れるスペースが確保できる
  • 遊具や障害物を置くことができる
  • 多頭飼いのワンちゃんたちを一緒に遊ばせることができる
  • お友達を誘って遊ぶことができる

既存の住宅で敷地の拡張が難しい場合は仕方ないですが、これから住宅を購入する、注文住宅を新築する場合は、上記のメリットを考えて広い敷地を探すことをご検討ください。

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狭い庭ではドッグランは難しい︖

理想的なドッグランをつくるのであれば広さを確保したいところです。しかし、都市部では⼤きな敷地を持ちにくいですよね。狭い敷地では、ドッグランをつくれないのでしょうか︖
じつは、狭い庭でもドッグランをつくれます。⽬安として、お庭に以下の⾯積のスペースがあれば、ちょっとしたドッグランになります。

  • ⼩型⽝なら 5㎡〜
  • 大型⽝なら 10㎡〜

上述の⾯積のお庭があるなら、全体をウッドデッキにするのもよいでしょう。ワンちゃんが安全に過ごせるだけでなく、家族が物⼲しやくつろぎに利⽤できるスペースにすると、活⽤の幅が広がります。
お庭がない敷地でも、建物の外周に 50cm〜1m 程度の通路がないでしょうか。⼀般的な住宅は、建物の軒下の外壁周縁部に「⽝⾛り」と呼ばれるスペースがあります。砂利敷きやコンクリートを敷設している場合が多いでしょう。
⽝⾛りは、⽂字どおり「⽝が⾛れる」くらいのスペースです。隣家との境界をフェンス等で囲ってしまえば、ドッグランとして利⽤できます。
他にも、こんな⽅法があります。

  • ⽇中空いている駐⾞場を、ドッグランと兼⽤にする
  • ベランダにドッグランの機能も持たせる

ただし、お隣の建物との距離が近い場合は、⽝の鳴き声に注意する必要があります。隣家との距離が近い場合は、鳴き声が外壁に反響しやすいのです。
広い敷地のほうが有利ですが、⼯夫しだいで狭い敷地でもドッグランをつくれます。ぜひ、あなたもチャレンジしてみてください。


近所迷惑にならないドッグランとは

ペットは、近隣トラブルの元になることがあります。そうならないようにするには、ドッグランをつくる際、どういったことに注意すればいいのでしょうか。
とくに注意したいのは、以下のふたつでしょう。

  • 鳴き声
  • ニオイ

鳴き声に関しては、まず吠えさせないことが⼤切です。床材とフェンスに防⾳性や吸⾳性のある素材を利⽤するのも、ひとつの⽅法でしょう。
ニオイは、トイレの配置に気をつけましょう。お隣がニオイに敏感な⽅なら、室内に設置するほうが無難です。敷地外に向けてオシッコをしないように、境界の⾜元だけブロック塀などを⽴ち上げておくのも有効でしょう。
近所迷惑対策についても、隣家と距離がとれる分、広い敷地のほうが有利と⾔えます。これからドッグラン付きの住まいをご検討される⽅は、広い敷地も考えてみてはいかがでしょうか。

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快適でおしゃれなドッグランにする⽅法

お庭をドッグランにすると、景⾊が単調になりがちです。⼈によっては「おしゃれなドッグランにできないかな」とか「⼈にとっても居⼼地がよい場所にしたいな」と感じることでしょう。
では、そんな「快適でおしゃれなドッグラン」にするには、どうすればいいのでしょうか ―― 。気をつけたいポイントは、以下の 3 つです。

  • フェンスにこだわる
  • 家の外観と⾊彩やデザインを調和させる
  • 緑⾊を多くして、癒やしや安らぎのある空間にする

フェンスは、お庭の雰囲気に⼤きな影響を与えます。ワンちゃんの逸⾛(脱⾛)やコストを考慮しながら、ぜひ、お気に⼊りのデザインのものを徹底的に探してください。
住宅は、外構(お庭や⽞関アプローチなどの家の外回り)と建物のコーディネートも⼤切です。うまく調和すると、⾼級かつ洗練された印象になりますよ。⾊彩やデザインテーマの統⼀感に気を配ってみてください。
緑も重要です。芝を使ったり、植栽やシンボルツリーを効果的に植えたりすると、「癒やし」と「おしゃれ」を両⽴したドッグランになります。ただし、ワンちゃんが誤⾷して中毒をおこさないように考慮してください。

⾃宅の庭(外構)にドッグランをつくる費⽤の⽬安

さて、ご⾃宅にドッグランをつくると、どのくらいの費⽤がかかるのでしょうか。DIY で安く仕上げることは、できないのでしょうか ―― 。詳しくご説明しましょう。


100均アイテムなどで⼿づくり(DIY)することは可能か

残念ながら、100均アイテムだけでドッグランを完成させるのは、難しいでしょう。愛⽝の安全まで意識してドッグランをつくるなら、実績が豊富な外構業者に依頼することをおすすめします。
ただし、DIYでドッグランをつくることは可能です。DIYが好きで、ある程度⼯具がそろっている⽅は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
難しいところや安全に関わるところは外構業者に任せ、簡単にDIYできそうなところだけ⾃分でやる⽅法が合理的でしょう。脱⾛やケガ、夏場の熱中症などが⼼配な⽅は、専⾨の業者にフォローしてもらうほうが安⼼です。


プロの外構業者に依頼する場合

プロの業者に依頼してお庭をドッグランにする費⽤は、フェンスや床材など、選んだ建材によって⼤きく変わります。⼤ざっぱな⽬安としては「1〜4万円/㎡」とお考えいただくとよいでしょう (既存の住宅のお庭をリフォームされる場合は、解体費⽤も必要)。
選んだ業者やお庭の状況によっても変わりますので、打ち合わせしながら、⾒積もりをつくってもらうといいでしょう。できれば、相⾒積もり(複数の業者に⾒積もりを依頼)して、⽐較検討することをおすすめします。
相⾒積もりされる場合は3社程度に⾒積書をつくってもらい、各社の提案内容や⼯事代⾦の額、担当者の⼈柄などを⽐べてみてください。業者選びで失敗しにくくなりますよ。

⾃宅の庭をドッグランにするとき、必要な設備や材料

つづいて、⾃宅の庭にドッグランをつくる際に必要な設備や材料をご紹介します。


舗装材(床材)

ドッグランの舗装材は、ワンちゃんが⾜を痛めず、寝転がっても体を汚さない素材がよいでしょう。適度に柔らかく、かつ泥だらけにならない舗装材を使うことで、ワンちゃんのケガや汚れを減らせます。
代表的な素材をご紹介しましょう。

  • 砂利:粒が⼩さい丸みを帯びた⽯、雑草対策や防犯対策に適している
  • インターロッキング:コンクリートのブロック、デザインが豊富
  • 天然芝:⼿触りや質感がよくクッション性が⾼い、維持管理がやや⾯倒
  • ⼈⼯芝:天然芝をリアルに再現した⼈⼯の芝、メンテナンスがラク
  • ウッドチップ:⽊材を細かく粉砕したもので⾹りが爽やか、クッション性あり
  • バークチップ:ウッドチップより粒が⼤きい樹⽪のチップ、⾼級感あり
  • ゴムチップ:適度な弾⼒性があり滑りにくい、カラーバリエーションが豊富

「⼈が歩くところはインターロッキングで、ワンちゃんが遊ぶところは天然芝」のように複数の素材を組み合わせて使うことも可能です。あなただけの個性的なお庭にしてみるのも、楽しいでしょう。


フェンス

フェンスは、とても⼤切な設備です。遊びに夢中になっているワンちゃんは、外に⾶び出してしまうことがあります。買主は、ワンちゃんの脱⾛を防ぐために、フェンス等の対策を実施するよう努⼒しなくてはなりません。

動物の愛護及び管理に関する法律 第7条3項

フェンスは、外部の⼈から愛⽝を守るためにも有効です。⾒知らぬ⼈に近寄られたり話しかけられたりしたくない⽅は、中が⾒えないように⽣垣や⽬隠しフェンスでお庭を隠すこともご検討ください。
ドッグランのフェンスを選定するときのポイントは、以下の3つです。

  • 強度:⽝が勢いよくフェンスに体当たりしても倒れない強度
  • ⾼さ:おおよそ 120〜150cm が⽬安、ジャンプ⼒のある⽝は 180cm 以上
  • 隙間:⼩型⽝がすり抜けられない間隔、下部は⽳掘り対策も必要

フェンスは種類が豊富です。代表的なものをご紹介しましょう。

  • メッシュフェンス:網状で開放的、スチール製のものが多い、お求めやすい価格が魅⼒
  • ⽬隠しフェンス:⽊製・樹脂製・アルミ製などバリエーションが豊富、中が⾒えない
  • 鋳物フェンス:アルミを型に流し込んでつくる、造形が美しく優雅、洋⾵の家に合う

フェンスは、住宅の外観に⼤きく影響します。お家の雰囲気も考慮して、選ぶとよいでしょう。


扉(出⼊り⼝)

フェンスで囲うドッグランは、出⼊り⼝となる扉が必要です。フェンスと同様に、強度・⾼さ・隙間に注意して選ぶ必要があります。ワンちゃんが⾃⼒で開けられない構造にしておくことも⼤切です。

  • 開き⽅ ⇒ ドッグラン側から⼿前に引くと開く
  • ドアノブ ⇒ レバータイプではなく、ドアノブ状のハンドル
  • カギ ⇒ サムターン錠(回転式のツマミ)など

⽬を離したすきに⾃分で扉を開けてしまわないよう、ワンちゃんにとって開けにくい扉を選んでください


遊具・障害物

ドッグランに遊具や障害物があると、ワンちゃんが遊んだり運動したりしてストレスを発散できます。たとえば、お庭の⾯積にあわせて、こんなものを設置してあげると喜ぶでしょう。

  • 滑り台
  • トンネル
  • ハードル
  • シーソー
  • バランスビーム

遊具や障害物があれば「アジリティー(指導⼿と⽝が障害物をクリアしていく競技)ごっこ」で飼い主も⼀緒に楽しめます。⼀緒に障害物をクリアしていくことで、ワンちゃんとの絆も深まるでしょう。


⽴⽔栓・ガーデンパン

⽴⽔栓やガーデンパンなど、お庭ですぐに⽔を汲める設備があると便利です。⽔分補給したり、泥がついた体をきれいにしたりできますよ。
設置置場所は、⽞関や勝⼿⼝など、⽝の出⼊り⼝のすぐそばがいいでしょう。⾜を洗ったあとにすぐ、室内に⼊れてあげられます。トイレも、⽴⽔栓の近くにあると、掃除がラクになり便利です。
建物のドッグラン側に⼟間の勝⼿⼝をつくり、ワンちゃん⽤のシンクを設けるのもよいでしょう。新築時なら、⽔栓と給湯器を接続することもできます。お湯が出ると、冬場に重宝しますよ。

【まとめ】⾃宅の庭(外構)をドッグランにするときのポイント

ご⾃宅のお庭をドッグランにする場合は、広さがあり、かつ専⾨の外構業者に依頼するほうが完成度の⾼いものをつくれます。⼀⽅、狭⼩地や DIY でも、ドッグランをつくることは可能です。
新築をご検討中なら、ドッグランをつくることを前提に広い敷地の購⼊をご検討ください。そうすれば、ワンちゃんにとってもあなたにとっても、より理想的なドッグランをつくれます。東広島の「グリューネン⼊野」は70坪超の広い敷地で、お庭をさまざまな形でご活⽤いただけます。⼤きな公園を中⼼とした⾃然豊かで開放的な町並みも魅⼒的です。JR駅が徒歩圏内、小学校が団地内など利便も充実。お近くの⽅は、ぜひ⾒学にお越しください。

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