
平屋にトイレは2つ必要?メリット・デメリットを徹底解説
住まいづくり
「平屋にトイレは1つで足りる?それとも2つあった方がいい?」注文住宅の打ち合わせが進むにつれて、こんな悩みにぶつかる方が少なくありません。
トイレの数は暮らしやすさに直結するだけに、「失敗した」と後悔する声が意外と多いです。絶対の正解はありませんが、しっかり考えて納得のいく選択をしたいですよね。
本稿では、平屋にトイレを2つ設置するメリット・デメリットを徹底解説します。どんな家庭に2つ必要なのか、判断基準がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
平屋にトイレを2つ設置するデメリット
まずは、平屋にトイレを2つ設けるデメリットをご紹介しましょう。
- 掃除の手間が増える
- コストがかかる(設備工事、固定資産税など)
- 他の間取りにしわ寄せがいく
トイレを増やす場合は、掃除やコスト、そして間取りに注意する必要があります。
順番に、詳しく解説していきます。
掃除の手間が増える
平屋にトイレを2つ設けたとき、最も気になるのは《掃除》ではないでしょうか。トイレの数が2つに増えれば、単純に掃除にかかる時間と労力が2倍になります。
トイレは、リビングやダイニングのように簡単に掃除できる場所ではありません。便器に付いた汚れをブラシでこすり、床や壁を丁寧に拭くなど、掃除自体に非常に手間がかかります。
そんなトイレの掃除が2倍になれば、苦痛に感じる方もいるでしょう。掃除の負担を軽減するには、掃除しやすい内装材や掃除機能付きの便器を選ぶなどの工夫が必要です。
コストがかかる(設備工事、固定資産税など)
トイレを2つ設置すると、設備工事費や給排水工事費などのコストが増えます。固定資産税も、増える可能性があります。
▼設備費用(便器、便座など)が増加する
トイレを2箇所にすると、便器や便座などの設備を2つ分用意する必要があるため、その分の費用がかかります。設置するための工事費用(設備工事、給排水管工事、電気工事など)もかかります。
とくに平屋の場合は、2階建てのように上下同じ位置にトイレを設置することができないため、水平方向の配管が長くなりがちです。そのため、配管工事費が高くなる傾向があります。
設置時の費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用やトイレの交換費用も2つ分かかることになります。
▼固定資産税が増加する可能性がある
固定資産税は、土地や家屋の評価額を用いて計算します。家屋の評価額は「評点数×評点1点あたりの価額」で決まり、トイレの設備は便器の個数によって評点が決まります。
そのため、トイレを2つにすると固定資産税も上がる可能性があります。内装のグレードを落とすことで評点を下げることは可能ですが、グレードを下げすぎるとトイレの快適性を損なうでしょう。
他の間取りにしわ寄せがいく
限りある建築面積の中にトイレを2つ設けると、他の間取りの面積を削ることになります。具体的には「トイレの分だけリビングや収納を削る必要が出てくるかもしれない」ということです。
トイレを増やしたいときは、他の部屋の広さとのバランスを慎重に検討する必要があります。
これから土地を購入して新築されるご予定の方は、ご要望の間取りが収まるように逆算して、適切な面積の土地を購入されるとよいでしょう。
平屋にトイレを2つ設置するメリット
つづいて、平屋にトイレを2つ設けるメリットをご紹介します。
- トイレ渋滞・連続使用を回避しやすい
- 生活動線を効率化できる
- 緊急時(故障や感染症発生など)に対応しやすい
平屋はワンフロアで生活するため、トイレは1つでいいと考えられがちです。しかし、トイレが2つあることで上述のメリットを享受できるため、生活しやすくなります。
順番に、詳しく解説しましょう。
トイレ渋滞・連続使用を回避しやすい
トイレを2つ設置することで、トイレ渋滞や連続使用によるニオイ問題を回避しやすくなります。
▼トイレ渋滞の解消
朝のお出かけ前や、人数が多いご家庭では、トイレが1つしかないと順番待ちが発生しやすいでしょう。このような状況では、生活がスムーズに進まない可能性があります。
一方、トイレが2つあれば、家族が同時にトイレを利用できます。待ち時間を減らし、朝の支度や日常生活を効率的におこなえるでしょう。
▼連続使用によるニオイ問題の解消
誰かが使ったあと、すぐにトイレに入るとニオイが気になるものです。この問題も、トイレが2つあれば解決しやすくなります。
来客が多いご家庭でも、トイレが2つあると重宝するでしょう。家族用と来客用でトイレを使い分けることで、お互いに気兼ねなくトイレを利用できます。
生活動線を効率化できる
トイレを2つ設置することで、生活動線を効率化できる可能性が高いです。
平屋は、建築面積が広くなりやすいです。そのため、トイレが1箇所しかない場合、部屋によってはトイレまでの移動距離が長くなり不便を感じることがあります。
一方、トイレを2つにすれば、家の両端など離れた場所に配置できます。その結果、どの部屋からもトイレにアクセスしやすくなり、移動の負担を軽減できるでしょう。
ただし、平屋の間取り作成は2階建てより難易度が高いです。トイレを2つにするとさらに間取り作成が難しくなる場合があるため、設計力の高い建築会社を見つけたいところです。
緊急時(故障や感染症発生など)に対応しやすい
トイレを2つ設置することで、故障時や家庭内で感染症が発生したときの対応力が大幅に向上します。
▼故障したときも困らずに済む
トイレが2つあれば、片方が故障しても、もう片方のトイレを使用し続けられます。日常生活への影響を最小限に抑えられるうえ、焦らずに修理を依頼できます。
修理に時間的な余裕があると、相見積もりを取るなどして、ゆっくり最適な業者を探せます。修理中、ご近所や近隣施設のトイレを借りにいく必要もなくなります。
▼家族内で感染症が拡大するのを防ぎやすくなる
トイレは、感染症を他人にうつしてしまいやすい場所です。
トイレを2つ設けることで、一方を感染症を発症した家族の専用にできるため、他の家族への感染拡大を防ぎやすくなります。
平屋にトイレは2つ必要か?
結局、平屋にトイレは2つ必要なのでしょうか?
これまでご説明したとおり、平屋にトイレを2つ設けることにはメリットとデメリットがあります。よって、絶対に必要というわけではありません。
では、どのような場合にトイレが2つあると有効なのでしょうか?
トイレの数を検討する際の判断基準
トイレを2つ設置すると便利になる可能性があるのは、以下のようなケースです。
- 4人以上の家族、あるいは高齢者と同居する世帯
- 友人や知人、仕事関係の来客が多いご家庭
- 特定の時間にトイレ渋滞が起こりやすいご家庭
- 間取りが縦や横に長く、生活動線が長い平屋
上述のケースに当てはまるご家庭は、トイレを2つ設置することで生活の質が大きく改善される可能性があります。
ただし、繰り返しになりますが、トイレを2つにするとデメリットも生じます。メリット・デメリットをよく比較検討して設置の可否を判断してください。
間取りは、簡単には変更できません。ですから、最終的には各ご家庭の状況と価値観に照らし、将来を見据えて最適な判断を下すことが大切です。
平屋を立てるなら、広めの土地のほうが自由度が高い
トイレを2つにすると、他の間取りを妥協するか諦めなければならなくなる恐れがあります。これを解決するには、広めの土地を用意することが有効でしょう。
とは言え、ただでさえ平屋は2階建てより広い土地が必要です。そのため、土地代や固定資産税がかさみやすくなります。
平屋で納得の間取りをつくりたい場合は、リーズナブルで広い土地を見つけることが重要です。
土地代が高額な都市部だけでなく、郊外などにも目を向け、理想の家が建つ土地を探してみてはいかがでしょうか?
【まとめ】平屋のトイレを2つにすると生活しやすくなる
平屋にトイレを2つ設置すると、トイレ渋滞を解消したり、どの部屋からでもトイレにアクセスしやすくしたりできます。故障時や、家庭内で感染症が発生した際にも対応しやすいでしょう。
一方、トイレが増えるとコストや掃除の手間が増えますので、メリットとデメリットを比較して慎重に判断する必要があります。他の間取りの面積を奪わないように、配慮することも大切です。
平屋で理想の間取りをかなえるには、広い土地を準備することが有効です。じゅうぶんな面積があれば、トイレを増やしても、リビングを狭くしたり収納を減らしたりしなくて済みます。
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