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老後まで考えた理想の間取りとは?長く快適に住める家の条件5選

老後まで考えた理想の間取りとは?長く快適に住める家の条件5選

住まいづくり

家を建てるとき、誰しも「老後も見据えて、長く安心して暮らせる家にしたい」と思うでしょう。しかし、いざ設計するとなると、具体的にどこに注意すればいいのか分かりませんよね。

平屋にすれば問題なし —— というわけにもいきません。階段がなくなっただけでは《老後も暮らしやすい家》とは言えないのです。中には、2階建てにしないと都合が悪い方もおられるでしょう。

そこで、本稿では《老後まで考えた理想の間取りのポイント》《長く快適に住める家の条件》をご紹介します。平屋はもちろん、2階建てにも有効なお話ですので、ぜひ参考にしてください。

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老後まで考えた理想の間取りとは?

老後まで考えた理想の間取りとは?

老後の暮らしを見据えた住まいでは、何よりも「快適」と「安全」が鍵となります。

足腰が衰えたとしても安心して暮らし続けられる間取りや、夫婦が一緒に快適に過ごせる空間設計は、シニアライフに豊かさをもたらすでしょう。

では、どうすればそのような間取りや空間設計になるのでしょうか?——《老後まで考えた理想の間取り》にするためのポイントを3つご紹介しましょう。

  • 生活動線がコンパクトで、1階中心
  • ライフステージの変化に対応しやすい
  • シニアライフを考慮したバリアフリー設計

それぞれ、詳しく解説します。

生活動線がコンパクトで、1階中心

人は加齢にともない、体力や運動能力が低下します。ですから、老後も考慮した間取りにするなら、生活動線をコンパクトにして1階中心で暮らせる設計にすることが推奨されます。

コンパクトな生活動線を実現するためのポイントをご紹介しましょう。

▼生活動線の負担軽減

老後は足腰が弱くなり、階段の上り下りが困難になる方が少なくありません。1階に《生活に必要な機能》を集約しておくと、階段を使う頻度を減らし、転倒や転落などのリスクも軽減できます。

廊下も、最小限にするとよいでしょう。廊下は生活スペースを圧迫するだけでなく、移動距離を増やす原因にもなり得ます。部屋の配置を工夫し、廊下をできるだけ少なくしましょう。

コンパクトな生活動線を実現できると、間取りや床面積にもムダがなくなります。間取りや床面積をコンパクトにできると、建築コストやお掃除等のメンテナンスの面でも負担を軽減できます。

▼家事動線の短縮

家事も、加齢にともない困難になるでしょう。負担を減らせるように工夫したいですね。キッチンや洗面脱衣室などを1階に集約して動線を短くすると、家事がスムーズになります。

また、間取りの中に回遊動線を取り入れると、移動がしやすくなり、家事を効率化できる場合があります。

参考:回遊動線を活用した間取りの事例 – 家事をラクにするポイントとは

移動がラクだから、老後も生活や家事がしやすい —— そんな理想的な住まいを形にしましょう。建築会社と相談しながら、自分たちに最適な間取りを見つけてください。

ライフステージの変化に対応しやすい

暮らし方は、ライフステージに合わせて変化していくものです。ですから新築される際は、家族構成や身体能力の変化に対応しやすい間取りにしておくことが大切です。

考慮しておきたいポイントをご紹介しましょう。

▼子どもが独立したあとの子ども部屋の活用方法

お子さまが独立されたあと、子ども部屋を持て余しておられるケースが少なくありません。子ども部屋をつくる際は、お子さまが独立されたあとの用途を想定しておくとよいでしょう。

たとえば、趣味や勉強のスペースにすれば、シニアライフを楽しむのに活用できるでしょう。また、来客用のお部屋として使えば、ご友人やお子さまの世帯をゆったりとおもてなしできます。

隣接するお部屋との間仕切り壁を解体できるようにしておくのも、よいでしょう。間取りを変えやすくなりますので、ライフステージの変化に柔軟に対応できます。

▼将来の同居

将来的にお子さまの世帯と同居する可能性がある場合は、ふたつの世帯がどのように間取りを使うのか、よく検討しておきましょう。大規模改修や建て替えの時期を、遅らせることができます。

たとえば、1階と2階で空間を分けて各世帯が生活できる設計にしたいのであれば、2階建てにする必要があります。家族構成の変化に対応しやすい住宅設計を実施しましょう。

シニアライフを考慮したバリアフリー設計

バリアフリー設計は、高齢者だけでなく、あらゆる世代にとって安全で快適な住まいを実現するために必要なものです。新築時から、シニアライフの障壁(バリア)となるものを取り除きましょう。

住宅のバリアフリーでは、移動の負担軽減がおもなポイントになります。移動の障壁があると、自立した生活が困難になるだけでなく、ケガや事故につながる恐れがあります。

具体例をあげてみましょう。

段差の解消 室内の段差をなくすことで、つまずきや転倒のリスクを軽減する。玄関・廊下・浴室・トイレなど、あらゆる場所の段差をなくすことが重要。
手すりの設置 トイレ・浴室・玄関・階段など、立ち上がりや移動をサポートするために、手すりを設置する。ケガや体調不良時など、手すりは若い世代にも有用。
引き戸の採用 引き戸は開閉スペースが不要なため、高齢者や車いす利用者にとって便利。開き戸に比べて開閉時の負担が少なく、スムーズな移動を助ける。
適切な廊下幅 車いすでも通過できる廊下幅にしておくと安心。ただし、幅が広すぎると、かえって使いづらくなるケースもあるので注意が必要。
玄関スロープ ポーチや玄関内にスロープを設置できるようにしておく。足腰が悪くなったときや車いすで移動するようになったときに、出入りが容易になる。
滑りにくい床 転倒防止のため、廊下や浴室、階段などに滑りにくい床材を使用する。色彩を考慮して視認性を高めると、転倒のリスクをさらに減らせる。

加齢による体力や運動能力の低下は、避けられません。老後も快適で安全な生活を送るためには、バリアフリーを考慮した住宅設計が欠かせないでしょう。

とは言えバリアフリーについては、当事者になってみないと、何が必要で何が要らないのか分からないことも多々あります。

ですから、新築時に完璧なバリアフリー住宅にする必要はありませんが、将来的に簡単なリフォームでバリアフリー化できるようにしておくことが大切です。

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長く快適に住める家にするためのポイント5選

長く快適に住める家にするためのポイント5選

老後まで考えた理想の間取りを実現するには、コンパクトな生活動線ライフステージの変化への適応性、そしてバリアフリー設計が大切 —— とお伝えしました。

他にも、長く快適に住める家にするために、考慮したいポイントがあります。あわせてご紹介しておきましょう。

  • 1階にランドリースペースを設けよう
  • 1階にしっかり収納スペースを確保しよう
  • 加齢を加味した照明計画を実施しよう
  • 家の中の温度差を少なくしよう
  • 防犯対策を強化しよう

順番に詳しく解説していきます。

1階にランドリースペースを設けよう

1階にランドリースペースがあると「洗濯って、こんなにラクになるの!?」と実感できるでしょう。洗濯物を抱えて階段を上り下りする必要がなくなります。

他にも、洗う・干す・アイロンをかける・たたむが1か所で完結できます。スペースを広めに取れば、天候や季節を気にせず、いつでも安心して洗濯物を干せます。

さらに、外に干さないことで防犯にもつながります。老後を考えると、ランドリースペースがあると非常に便利です。

1階にしっかり収納スペースを確保しよう

繰り返しになりますが、加齢にともない、階段の上り下りが負担になります。ですから、収納スペースも1階にしっかり確保することが重要です。

1階にじゅうぶんな収納スペースを確保するメリットをあげておきましょう。

  • 2階への移動を減らし、生活をよりラクに、より安全にできる
  • 階段での転倒事故や落下事故のリスクを減らせる
  • 家を整理整頓しやすくなり、快適な生活空間を維持できる

たとえば、以下のような収納スペースを1階に確保していただくとよいでしょう。必要なものがすぐ手に取れ、生活がぐっとラクになります。

  • シューズクローゼット:靴だけでなく、傘やコートなども収納できる
  • パントリー:食料品や日用品のストックを収納するのに便利
  • ファミリークローゼット:家電や家族全員の衣類などをまとめて収納
  • 土間収納:屋外で使うものや、汚れやすいものを収納するのに便利

収納計画は、家族構成やライフスタイルによって異なります。建築会社と相談しながら、自分たちに最適なプランを検討していきましょう。

加齢を加味した照明計画を実施しよう

年齢を重ねると、視力が徐々に低下していきます。また、加齢にともない視覚が以下のように変化しますので、対応できるように適切な照明計画を立てましょう。

  • 暗く感じるようになる
  • まぶしさを感じる
  • コントラストが低下する
  • 色の違いが分かりにくくなる

若い世帯が老後を基準に照明を選ぶと、それはそれで不都合が生じます。ですから、ライフステージに合わせて簡単に変更できる照明を用いることが大切です。

たとえば、照明の色や明るさを調整できる《調光機能がある照明》が便利です。ライフステージに合わせて、適切な照明環境にできるでしょう。

家の中の温度差を少なくしよう

加齢にともない、体温調節能力も低下します。家の中に温度差があると、体への負担が増し、健康に悪影響をおよぼす恐れがあります。

とりわけ急激な温度変化を体感すると、ヒートショックを起こす恐れがあります。たとえば、入浴中の死亡事故は冬場に急増することが知られていて、ヒートショックの影響が大きいとされています。

参考:交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!

室内の温度差を少なくするには、以下の対策が有効です。

高気密高断熱 住宅の断熱性・気密性を高めることで、外気温の影響を受けにくくなり、室内の温度を一定に保ちやすくなる。
全館空調 冷暖房を全館空調にすることで、家全体を一定の温度に保ちやすくなり、部屋間の温度差を少なくできる。
浴室暖房 浴室をあらかじめ暖めておくことで、ヒートショックのリスクを軽減できる。

全館空調は、室内の温度差を少なくするために非常に有効なシステムです。このシステムは、家全体を均一な温度に保つことができるため、特に寒暖差による健康リスクを軽減するのに役立ちます。

全館空調のおもなメリットをまとめておきましょう。

  • 家中の温度を均一に近づけられる
  • 室内や室外に露出する冷暖房機器が少なくなる
  • 空気がきれいな状態を保たれる

全館空調は、一般的な壁掛けエアコンに比べて室内に露出する冷暖房機器が少なく、インテリアの美観が保てます。室外機も少なくて済みますので、エクステリアもスッキリします。

また全館空調は、冷暖房だけでなく、高性能な換気機能をあわせ持つものが少なくありません。さらに、空気清浄機能や家庭用除菌機能を持つものもあります。

老後の生活を安全で快適なものにするには、室内の温度差を少なくする必要があります。さまざまな対策を組み合わせて利用し、ヒートショックなどの健康リスクを軽減しましょう。

防犯対策を強化しよう

高齢者は体力的に弱く、犯罪の標的になりやすいですよね。認知機能の低下により、防犯意識が薄れてしまうケースもあります。

また、内閣府のデータによると、65歳以上のみの世帯が年々増加しており、これも高齢者を狙った犯罪が増加する一因になっています。

高齢者が暮らす住宅は、防犯対策を強化することが非常に大切です。具体的な防犯対策をご紹介しましょう。

  • 防犯性の高い窓やドアを採用する
  • センサーライトを設置する
  • 防犯カメラを設置する
  • ホームセキュリティや見守りサービスを利用する

一戸建て住宅の場合、不審者の侵入は圧倒的に窓が多く、玄関ドアや勝手口が続きます。ですから、窓やドアは防犯性の高いものを選びましょう。

また、一部の高齢者は外出時に玄関や窓を施錠しないことがあり、これが侵入のリスクを高めています。常に鍵をかけておくことが、大切です。

参考:警視庁「住まいる防犯110番」

人の動きを感知して点灯するセンサーライトを設置しておくと、侵入者を威嚇し、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。防犯カメラも、犯罪の抑止や、万が一のときの証拠として有用です。

ホームセキュリティや見守りサービスも、検討してみましょう。異常が発生した場合には、家族や関係機関に通知してくれます。

高齢者の住まいにおける防犯対策の強化は、犯罪から身を守るために欠かせない要素です。身体的な弱点を補うためにも、適切な対策を講じることが重要です。

よくある間取りの疑問

よくある間取りの疑問

最後に、老後も快適に暮らせる間取りに関する《よくある疑問》を取り上げてみましょう。

老後は2階を使わないようになる?

老後は階段の上り下りが負担になるため、2階を使わなくなるケースが多いでしょう。しかし、実際には個人差があるため、必ずしも「2階を使わない」とは限りません。

たとえば、本稿でご紹介したとおり、将来2世帯で暮らすご予定なら2階が必要でしょう。老後の生活スタイルを考えて、自分に合った使い方を見つけましょう。

老後を考えたら間取りは平屋が有利?

老後の住まいに平屋が選ばれるのは、階段のないシンプルな動線が確保できるからです。平屋は、階段がないことで足腰への負担を軽減し、転倒や転落のリスクも減らせます。

また、ワンフロアで家族の顔が見えやすいため、コミュニケーションもとりやすいです。さらに、将来車いすが必要になった場合でも、バリアフリー化しやすいでしょう。

ただし、平屋にはデメリットもあります。たとえば、2階建てよりも広い土地が必要で、建築費用が高くなる場合があります。ですから、必ずしも平屋が有利とは言えません。

家族構成や予算、土地の広さを踏まえて検討し、自分に合った住まいの形を選びましょう。

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2階建てでも老後を考えた間取りにできる?

2階建て住宅でも、老後の生活に配慮した間取りにできます。たとえば、1階に寝室やリビング、水まわり設備を配置することで、階段をほとんど使わずに生活できるでしょう。

さらに、2階を趣味の部屋や客室として使えば、お子さまの世帯やご友人が訪れる機会にも対応できます。

将来のライフステージや家族構成の変化に柔軟に対応できるよう、建築会社と相談しながら間取りを検討してみましょう。

1.5階建てとは?平屋と違う?メリット・デメリットや間取りの実例を紹介

【まとめ】老後まで考えた理想の間取りを実現しよう

老後まで考えた理想の間取りを実現するには、コンパクトな生活動線やライフステージの変化への適応性、そしてバリアフリー設計が必要です。

このような条件を満たすには、《平屋》または《ほぼ1階で生活が完結する2階建て》が適しているでしょう。しかし、両方とも広めの敷地が必要になるため、ご予算も考慮して検討してください。

老後まで考えた理想の間取りを実現しよう

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