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土地見学のチェックポイント10選|土地探しの後悔を防ぐコツを解説

土地見学のチェックポイント10選|土地探しの後悔を防ぐコツを解説

住まいづくり

家づくりを考え始めると、まず立ちはだかるのが「土地探し」です。現地に見学に行っても、「よさそうだけど、本当に大丈夫かな?」「どこを見ればいいのかな?」と悩みますよね。

土地選びで失敗すると生活が不便になったり理想の家が建たなかったりするため、悩んで当然です。しかし土地のチェックポイントを知っていれば、後悔するリスクをぐっと下げられます。

本稿では、土地見学の際に押さえておきたいチェックポイントと、土地探しで後悔しないためのコツをご紹介します。土地の見学に行く前に、ぜひご一読ください。

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土地見学のチェックポイント10選

何度も土地探しをしたことがある方は、業界の人を除けばほとんどいないでしょう。ですから、土地選びの際に「本当にここで大丈夫かな?」と不安になる方が少なくありません。

実際、ちゃんとチェックして選ばないと「生活が不便」「理想の家が建たない」「土地を購入したあとに余分な費用がかかる」といった問題が発生します。

こうした失敗を防ぐには、土地のどこを見ればいいのか知っておくことが欠かせません。ここからは、土地編と周辺環境編に分け、土地見学で必ずチェックしておきたいポイントをご紹介します。

土地編

土地編

まずは土地編から、チェックポイントを6つご紹介します。

  • 土地の形と境界線
  • インフラ(ガス・上下水道)
  • 水はけ
  • 高低差
  • 日当たりと風通し
  • 音やニオイ

上述の条件は、設計や建築コスト、そして暮らしやすさに大きく影響を与えます。現地でしっかり確認しておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

▼土地の形と境界線

まず確認したいのが、土地の形と境界線です。土地の形によっては、建物の配置が制限され、希望していた間取りが実現できないこともあります。

また、境界が不明確なままだと、将来隣人とトラブルに発展する可能性もあります。境界が明確か、隣家の物置やフェンスなどが境界を越えていないか、現地で必ず確認しておきましょう。

▼インフラ(ガス・上下水道)

次に、ガス・上下水道といったインフラの状況を確認します。ポイントは、前面の道路から土地の中へ、すでに配管が引き込まれているかどうかです。

もしも引き込まれていない場合は、新たに引込工事が必要になります。そうなると大きな費用がかかりますので、見学時に必ずチェックしておきましょう。

土地の道路近くに水道メーターやガス管位置の表示杭がない場合は、不動産会社に引き込みの有無を確認してみましょう。

▼水はけ

土地の水はけも重要なチェックポイントです。雨の日や雨の翌日に見学できる場合は、地面に水たまりができていないか確認してみましょう。

水はけが悪い土地は、湿気がたまりやすく、建物の劣化を早める原因になることがあります。あとから排水工事をおこなうと、追加費用が発生するケースもあるため注意が必要です。

▼高低差

土地・道路・隣地の高低差にも注目しましょう。高低差が大きい場合は、<土地を整える「造成工事」や土留めの壁をつくる「擁壁工事」が必要になることがあります。

これらの工事は費用がかさみやすく、予算に大きな影響を与えます。できれば建築会社にも土地を見てもらい、造成・擁壁工事の必要性を確認してもらうと安心です。

なお、周辺より高所にある土地は見晴らしがよく、道路からの視線を遮りやすいというメリットもあります。高低差のある土地は、長所と短所の両面を把握することが大切です。

▼日当たりと風通し

日当たりや風通しも、必ず現地で確認したいポイントのひとつです。住み始めてから日当たりや風通しの悪さに気づいても対策が難しいため、契約前に自分で体感しておくことが大切です。

隣家が近い場合や、周囲に高い建物がある場合は、時間帯によっては日差しが遮られることもあります。風の抜け方もあわせて感じておくと、住んでからの快適さをイメージしやすくなります。

なお、日当たりや風通しが多少悪くても、設計でカバーできる場合があります。気に入った土地の日当たりや風通しが気になる場合は、設計士に相談してみましょう。

▼音やニオイ

最後に、音やニオイといった感覚的な部分も忘れずに確認しましょう。交通量の多い道路の音や、近隣の工場・飲食店からのニオイは、写真や不動産資料では分かりません。

一時的なものか、日常的に発生するものかを意識して観察することが大切です。たとえば学校が近い場合、土日は静かなのに平日はにぎやか、といったことが起こりえます。

周辺環境編

周辺環境編

つづいて、周辺環境編として4つのチェックポイントをご紹介します。

  • 前面道路の状況(幅・電柱など)
  • 生活関連施設(スーパー・病院など)へのアクセス
  • 最寄り駅までの実際の道のり
  • 通勤・通学路の安全性

上述のような周辺環境は、見学時に見落とされがちです。土地だけ見て、満足して帰ってしまう方が少なくないのです。

しかし、どれだけ条件のよい土地でも、周辺環境が悪ければ「住みづらい」と感じるでしょう。だからこそ土地だけでなく、周辺環境も確認することが「後悔しない土地選び」には欠かせません。

周辺環境のチェックポイントについて、詳しく解説します。

▼前面道路の状況(幅・電柱・標識など)

まず確認したいのが、土地の前にある道路の状況です。道路の幅が狭いと、車の出入りがしにくくなったり、車同士のすれ違いが難しくなったりします。

また、電柱や標識の位置によっても、車庫入れが想像以上に大変になることがあります。毎日車を使う方は、道路幅と電柱・標識などにご注意ください。

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なお、幅4m未満の道路に面する土地に家を建てる場合、原則として道路の中心線から2mまで道路と見なされます (建築基準法第42条2項)。

道路と見なされた部分は、自分の土地であっても、家や門塀などを建築できません。ですから、前面道路の幅は「4mあるか」を基準に確認してみてください。

▼生活関連施設(スーパー・病院など)へのアクセス

次にスーパーやドラッグストア、病院など、生活に欠かせない施設へのアクセスを確認します。

地図上では近く見えても、道のり次第では遠く感じることもあります。ですから「毎日の買い物」「急な通院」といった場面を想像しながら、距離や行きやすさを体感してみましょう。

将来、年齢を重ねたときのことも考えておくと、長く住みやすい土地かどうか判断しやすくなります。

▼最寄り駅までの実際の道のり

最寄り駅までの距離は、可能であれば朝晩、実際に自分で歩いてみて確認することが大切です。街灯が少なく、夜は歩きづらい ⸺ といったことに気づくかもしれません。

また、不動産会社からもらう資料の徒歩分数は「あくまで目安」とお考えください。人によって違ったり、坂道や信号が多くて意外と時間がかかったりする場合があります。

また、駅から近くアクセスのよい土地は、資産価値が落ちにくい傾向があります。大事な資産を守る意味でも、駅までの距離感をしっかりつかんでおきましょう。

▼通勤・通学路の安全性

最後に、通勤や通学で使う道の安全性も確認しておきましょう。交通量が多かったり歩道がなかったりすると、毎日の移動時にストレスや不安を感じ続けることになります。

とくに小さなお子さまがいる場合は、見通しの悪い交差点や危険な箇所がないかも一緒に確認しておきたいところです。時間帯を変えて見学すると、朝夕の交通状況の違いにも気づきやすくなります。

周辺環境は、暮らし始めてからの快適さを左右する重要な要素です。土地だけ見て終わらず、少し歩いて、立ち止まって、実際の暮らしを想像しながら周囲を見てみましょう。

そのひと手間が、住んでからの後悔を減らしてくれます。

土地探しの前に知っておきたい、後悔を防ぐコツとは

土地探しの前に知っておきたい、後悔を防ぐコツとは

土地見学のチェックポイントを知っておくことは大切ですが、それだけでは十分とは言えません。

じつは、見学に行く前の準備によって、土地選びの失敗をある程度防ぐことができます

反対に事前に準備しないまま見学を重ねると、「何となくよさそう」「決め手が分からない」と迷いが増えがちです。自分に合わない土地を見学してしまうムダも生じやすくなります。

ここでは、土地探しをスムーズに進め、後悔を減らすために知っておきたい準備のポイントを解説します。

しっかり事前準備をしておくとムダな見学を減らせる

土地探しを始める前に、ぜひ以下の6つを準備してみてください。「この土地は自分に合う・合わない」を冷静に判断しやすくなります。

  • 資金計画を立てる
  • 希望条件に優先順位を付ける
  • 採点表をつくる
  • 建築を依頼したい会社を見つけておく
  • 法規制(建ぺい率・容積率・用途地域)を確認しておく
  • 地盤と災害リスクを確認しておく

順番に詳しく解説します。

▼資金計画を立てる

まず大切なのが、資金計画です。資金計画とは、家づくりに使える資金総額を洗い出し、土地代・建物建築費・諸費用の予算配分や、住宅ローンの返済プランを立てる計画のことです。

土地はひとつとして同じものがないため、購入は基本的に「早い者勝ち」になります。もしも予算が決まっていないと、すぐに購入の判断ができずライバルに買い負けてしまうでしょう。

また、予算を決めずに土地を購入すると、建築費不足におちいるリスクもあります。そんな失敗をしないために、土地探しの前に資金計画を立てておきましょう。

資金計画の立て方が分からない場合は、建築会社にお願いして手伝ってもらってください。建築会社の知識量を測る機会にもなります。

▼希望条件に優先順位を付ける

次に、「駅から近い」「広さがほしい」「落ち着きがあって静か」などの希望条件を洗い出し、優先順位を付けておきましょう。

条件をすべて満たす土地はなかなか見つかりません。そこで、「これは譲れない」「ここは妥協できる」と整理しておくと、購入の判断がぐっとラクになります。

迷ったときの判断軸を持っておくことが、土地選びをスムーズに進めるポイントです。

▼採点表をつくる

土地の見学時には、採点表を用意しておくのがおすすめです。土地に点数を付けて客観的な数字で評価しておくと、複数の土地を見学したときに比べやすくなります。

また「何となくこの土地がよかった」といった曖昧な評価もなくなります。「この土地の点数が一番高いから、この土地を買う」と自信を持って判断しやすくなるでしょう。

採点表のサンプルは、以下の記事でご覧いただけます。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

注文住宅の土地探しに疲れた…そんなときに試して欲しい7つの打開策

▼建築を依頼したい会社を見つけておく

土地探しと並行して、建築を依頼したい会社をある程度絞っておくことも大切です。できれば、土地見学にも参加してもらい、建築の実務家目線で土地をチェックしてもらうとよいでしょう。

「この土地に理想の家は建つのか」「余分な費用はかからないか」といった点は、専門家でないと判断が難しいものです。早めに相談できる会社を見つけておくと、家づくりの精度が上がります。

▼法規制(建ぺい率・容積率・用途地域)を確認しておく

土地には、建築できる建物の大きさを制限する法規制があります。

たとえば、土地に設定された「建ぺい率・容積率」によっては、思っていた規模の家が建てられないことがあります。

  • 建ぺい率:敷地面積に対して、建てられる建築面積の上限を示す割合
  • 容積率:敷地面積に対して、建てられる延床面積の上限を示す割合

見学前の段階で、最低限の規制内容を確認しておくと、「せっかく見学したけど、この土地で理想の家を建てるのは無理だった」という失敗を防げます。

とは言え、法規のチェックは簡単ではありません。建築会社に手伝ってもらうと安心です。

▼地盤と災害リスクを確認しておく

地盤の堅さの傾向や災害リスクの確認も欠かせません。たとえば地盤調査会社が公開している調査データを見ると、地盤の傾向をある程度把握できます。

地盤が弱いエリアで家を建てる場合は、地盤改良工事とその費用が必要になる可能性が高くなります。そのため、その費用も予算に含めておくと、資金計画の安全性を高められるでしょう。

参考:地盤サポートマップ

ハザードマップなどを活用し、水害や土砂災害のリスクもあわせて確認しておくと安心です。

参考:ハザードマップポータルサイト

土地探しは、見学前の準備で進めやすさが大きく変わります。資金や条件を整理し、相談できる相手を見つけておくだけで、判断が格段にしやすくなります。

見学に行く前に一度立ち止まり、準備を整えることが、後悔しない土地選びへの近道です。

土地は時間や曜日を変えて複数回見学することが大切

土地は、時間帯や曜日によって印象が大きく変わるため、できれば複数回見学することをおすすめします。

たとえば、昼間は気にならなかった音やニオイが、夜になると強く感じられることがあります。近隣道路の交通量が、時間帯によって大きく変わるケースも珍しくありません。

可能であれば、平日と休日、午前と夕方など、条件を変えて見学してみましょう。そうすることで、暮らし始めてからのギャップを少なくできます。

【まとめ】土地探しはチェックポイントを知っておくことが大切

土地は設計や建築コスト、そして暮らしやすさに大きな影響を与えます。だからこそ、「何となくよさそう」という印象だけで決めてしまうと、あとから思わぬ後悔につながることがあります。

現地見学では、本稿でご紹介したポイントを意識して確認することが大切です。あわせて見学前に資金計画や希望条件を整理し、判断の軸を持っておくことで、迷いをぐっと減らせます。

チェックポイントを覚えたり、準備をしたりするのは「面倒」と感じるかもしれません。しかし、買い直しが利かない高額な買い物です。万全を期して、自分たちにぴったりの土地を見つけてください。

土地探しはチェックポイントを知っておくことが大切

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