TOPICS

トピックス

リビングが広すぎると後悔する?失敗しないための間取りの注意点とは

リビングが広すぎると後悔する?失敗しないための間取りの注意点とは

住まいづくり

広いリビングは、開放感があって気持ちいいですよね。大きな窓を設置すれば、たっぷり自然光を取り入れられます。家具も置きやすいし、お友達やご近所の方を招く際にも役立ちます。

一方「広すぎるリビングは後悔する」と言われます。お掃除の手間が増えたり、冷暖房効率が落ちたりするからですね。とは言え、適切な対策をおこなえば快適で機能的なリビングを実現できます。

本稿では、広々リビングで起こりうる問題や、その対策について詳しく解説します。あなたも、本稿で理想の間取りづくりの知識を深め、快適な暮らしと家族の笑顔を手に入れてみませんか?

広いリビングにぴったり!東広島の分譲地・グリューネン入野はこちら

リビングが広すぎると後悔する?広々リビングの3つのデメリット

リビングが広すぎると後悔する?広々リビングの3つのデメリット

さっそく、広々リビングで起こりうる問題を3つご紹介します。対策も後述しますので、最後までご覧ください。

  • お掃除の手間が増える
  • 冷暖房効率を低下させる恐れがある
  • 他の間取りの面積を圧迫する恐れがある

順番に、詳しく解説していきましょう。

お掃除の手間が増える

広いリビングは開放的でのびのびと過ごせますが、広い分だけお掃除の手間が増えます。たとえば、掃除機をかける範囲が広くなりますよね。

また、広い空間は安易にものを置きがちです。ですから、油断すると散らかりやすく、整理整頓が難しくなる場合があります。

窓や照明の数も、多くなる傾向があります。その結果、窓ガラスや窓枠、照明器具など、お部屋以外の掃除箇所も増えやすいのです。

掃除の手間も意識しながら、リビングの広さを決定したいですね。

冷暖房効率を低下させる恐れがある

空気の体積は、空間の広さに比例して多くなります。ですから、冷暖房を利用する際、大きなリビングは適切な温度に達するまで時間がかかります

また、エアコンの風が部屋全体に届きにくくなり、場所によって温度差が生じてしまいます。吹き抜けがある場合は、とくにその傾向が強くなるでしょう。

大きな窓を設けたリビングでは、外気の影響も受けやすくなります。住宅においては、開口部(窓や扉など)から多くの熱が流出入しているのです。

  • 冬の暖房時:熱の約50%が開口部から流出
  • 夏の冷房時:熱の約70%が開口部から流入

参考:環境白書 住まいや仕事場での「環境のわざ」の例

熱には、高い方から低い方へ移動する性質があります。つまり、夏は外気の熱が窓から流入し、冬は室内の熱が窓から外へ流出します。

また、一般的な住宅では屋根や外壁、あるいは床よりも窓から多くの熱が出入りします。ですから、窓の総面積が大きな家ほど冷暖房の効率が低下しやすいのです。

さらに、リビング全体を快適な温度に保つために、エアコンの設定温度を上げたり稼働時間を長くしたりすると、結果として光熱費の増加につながります。

大きめのエアコンが必要になるため、エアコン購入費も上がりがちです。

他の間取りの面積を圧迫する恐れがある

リビングの広さを優先しすぎると、他の部屋や収納スペースが狭くなってしまう場合があります —— 。なぜでしょうか?

住宅は「容積率」と呼ばれる規定により、延床面積(各階の床面積の合計)に上限が設けられています。その地域に定められた容積率の上限を超える床面積の家は、建築できません。

参考:建築基準法 第52条

たとえば「容積率100%」の指定がある100m²の土地であれば、延床面積は100m²(約60畳)が上限となり、その中にすべての間取りを収める必要があります。

ですから、リビングに多くの床面積を使用すると、他の間取りにしわ寄せが行くのです。

広すぎるリビングで後悔しないための間取りの注意点とは

広すぎるリビングで後悔しないための間取りの注意点とは

では、広々リビングの問題点をどうやって克服すればいいのでしょうか?対策を3つご紹介しましょう。

  • 収納スペースをしっかり確保して、整理整頓をしやすくする
  • 断熱性と気密性の高い住宅にして、冷暖房効率を高める
  • 間取りのバランスを考慮しつつ、廊下等を合理的に減らす

順番に、詳しく解説していきます。

収納スペースをしっかり確保して、整理整頓をしやすくする

リビングを広くすると、ものが散らかりやすく、整理整頓しづらくなる場合があります。この問題の対策としては、リビングにじゅうぶんな収納スペースを設けるとよいでしょう。

収納を充実させると、以下のメリットがあります。

  • ものの定位置を決めやすくなる
  • リビングを整った状態に維持しやすくなる
  • 整った状態が維持できれば、掃除もしやすくなる

一方、収納が不足すると「大きなリビングはムダだった」「収納にすればよかった」と感じてしまうでしょう。ですから、収納したいものの量に見合った収納スペースを確保することが大切なのです。

ロボット掃除機を活用してお掃除の負担を減らすことも、有効な対策になります。ロボット掃除機を活用するためにも「床にものを置かない」「家具は脚付きのものにする」などの工夫をしましょう。

お部屋が雑然としていると、心理的ストレスや自尊心の低下など、心にさまざまな悪影響があります。収納スペースを設けて、ものが散乱するのを防ぎ、すっきりとしたお部屋を実現しましょう。

断熱性と気密性の高い住宅にして、冷暖房効率を高める

リビングを広くするなら、断熱性と気密性の高い住宅にすることがとても重要です。

  • 断熱:熱の流出入を止める性能
  • 気密:家の隙間を少なくして外気と室内の空気を分断する性能

断熱性と気密性の高い住宅は、外気温の影響を受けにくいため、室温を一定に保ちやすくなります。その結果、冷暖房機器の効率が向上するため、エネルギー消費や光熱費を抑えられます

室内の温度ムラも少なくなりますので、家中快適な温度環境を維持できます。室温に起因するヒートショックなどの事故も、防ぎやすいでしょう。

では、どうやって断熱性と気密性を高めればいいのでしょうか?—— 断熱性能は、外皮(家を覆う屋根・外壁・床・窓など)の熱伝導率と厚みで決まります。ですから、以下が有効です。

  • 熱伝導率が低い窓や断熱材を選ぶ
  • 断熱材は、可能な限り厚めに使う

また、外気の侵入を抑えて室内の温度を安定させるために、家全体の気密性を高めることが重要です。

隙間ができやすい部分(窓やドアの周り、天井や床の接合部、配管や電気配線の貫通部など)は、気密テープやシーリング材でしっかりふさがねばなりません。

住宅の気密性を数値化するために、気密測定をおこなうことも大切です。測定の結果、気密性能が一定レベルに達していない場合は、改善策を講じます。

なお、高気密住宅では、計画的に換気をおこなう必要があります。機械換気システムを導入することで、室内の空気を清潔に保ちながらエネルギー効率を高めましょう。

間取りのバランスを考慮しつつ、廊下等を合理的に減らす

リビングの広さを決める際には、間取りのバランスを考慮することが大切です。他の部屋に必要な広さも考え、優先順位を付けながら間取りを検討します。

リビングを広くする場合は、廊下やデッドスペースの体積を減らし、収納等へ回せるように工夫するとよいでしょう。収納を犠牲にすると、先述のとおり整理整頓がしづらくなります。

将来的な家族構成の変化も、考慮したいところです。お子さまが独立されることを踏まえ、子供部屋を必要最低限の広さに抑えて、リビングに回すという方法もあります。

また、容積率にはいくつか緩和措置が設けられています。そのような措置が利用できるなら、活用したいですよね。建築会社に相談してみましょう。

参考:国土交通省「床面積の算定方法」

縦長レイアウトの20畳LDKは広すぎる?リビングの理想的な広さとは

縦長レイアウトの20畳LDKは広すぎる?リビングの理想的な広さとは

「縦長レイアウトの20畳LDKは広すぎる?」とお悩みの方が少なくありません。最後に、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の理想的な広さを考えてみましょう。

一戸建て住宅のLDKは、16~36畳くらいが理想的と言われています。リビングとダイニング・キッチンに分けて、それぞれの適切な広さをご紹介しましょう。

  • リビング:6~24畳くらいが居心地のよい範囲
  • ダイニング+キッチン:10~12畳あれば機能する

さて、なぜ「LDKは、16~36畳くらいが理想的」なのでしょうか?—— じつは、リビングは「広ければ広いほど好まれる」というわけではありません。

ある調査では、望ましい居間(リビングとほぼ同義)の面積を聞いたところ「20~30m²」と回答した方がもっとも多く、「40m²」を超えると急減したそうです。

参考:『住宅や居間の広さの実態とその満足感および望ましい広さに関するアンケート調査』

住宅の属性別に見ると、多くの方は以下の面積の居間が「望ましい」と感じているようです。

  • マンション:10~30m²
  • 一戸建て:15~40m²

ちなみに「m²」を「畳」に換算すると、以下のようになります。

  • 10m² ⇒ 約6畳
  • 20m² ⇒ 約12畳
  • 30m² ⇒ 約18畳
  • 40m² ⇒ 約24畳

既出のアンケート調査の結果の「居間」を「リビング」と考えるなら、上述のとおり「LDKは、16~36畳くらいが理想的」と考えられます。

なお、お部屋の容積の知覚は、さまざまな要素が影響します。たとえば、以下です。

  • 天井の高さ:高いほど広く感じる(勾配天井や吹き抜けが有効)
  • 明るさ:明るいほど広く感じる(明るい色の壁紙や多灯照明が有効)

家族の人数やライフスタイルによっても、適切な広さは変わります。また、広いLDKをつくる場合は、耐震性への配慮も必要です。

設計する建築会社とよく相談しながら、リビングの広さを決めていただくとよいでしょう。

【まとめ】後悔を防いで《快適なリビング》を実現しよう

広いリビングは、開放感があって気持ちいいです。しかし、広すぎると、お掃除に手間がかかったり居心地が悪くなったりする場合があります。

本稿でご紹介した注意点や対策を意識していただくと、快適で広いリビングを実現しやすくなります。また、モデルハウスを見学したり、建築会社にアドバイスを求めたりすることも有効ですよ。

後悔を防いで《広いリビング》を実現しよう

東広島の分譲地「グリューネン入野」は、平均70坪超えの土地を300万円台からご提供しています。広めの土地がリーズナブルに購入できるだけでなく、自然豊かで開放的な町並みも魅力です。

JR駅が徒歩圏内にあり、小学校も団地内にある好立地です。《広いリビング》をご検討中の方は、ぜひ見学にお立ち寄りください。

東広島グリューネン入野はこちら

現地見学のご相談 受付中

現地のご案内、 暮らしを体感できるモデルハウスや ショールームのご見学など、
住まい探しのお手伝いをいたします。
お気軽にご予約ください。

資料請求・お問い合わせ

グリューネン入野についての お問い合わせはこちらから。

グリューネン入野に関する お問い合わせはこちら