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広い庭にはどんなメリットとデメリットがある?有効活用する方法5選

広い庭にはどんなメリットとデメリットがある?有効活用する方法5選

住まいづくり

あなたは「広いお庭のある家」と聞いて、どんなことを想像しますか?「住んでみたい!」でしょうか。「広いと持て余すかな」とか「きっと、デメリットもあるんだろうな」かもしれませんね。

たしかに、広いお庭には短所があり、持て余している方も少なくないでしょう。一方、広いお庭には長所や魅力、有効活用する方法もたくさんあります。使い方しだいで、あなた好みのお庭になりますよ。

本稿では、広いお庭のメリットとデメリット、それから活用方法を5つご紹介します。土地探しをしている方は、ぜひ最後までご覧ください。理想の広いお庭づくりの参考になれば幸いです。

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知っておきたい広い庭のデメリット

知っておきたい広い庭のデメリット

まずは、気になる広いお庭のデメリットから3つご紹介します。広いお庭のある家に住みたい方は、ここであげるデメリットをどう解決するのか検討しておかれるとよいでしょう。

メンテナンスの手間がかかる

お庭をきれいな状態で維持するには、水やり・芝刈り・剪定・雑草取り・枯葉掃除など多くの作業が必要です。広ければ広いほど、メンテナンスに手間と時間を取られるでしょう。

お手入れせずに放置すると、雑草が生えて美観を損なうだけでなく、害虫を発生させてしまいます。人が隠れやすい状態になると、防犯上の懸念も生じます。

ですから、広いお庭はメンテナンスの手間から解放されるような工夫が必要です。たとえば、こんな対策が考えられます。

  • 植栽する部分を限定する
  • 雑草が生えそうなところにグラウンドカバーを植える
  • 植栽部分以外は、防草シートと砂利を敷く
  • 通路部分にタイルや石の平板を敷設する
  • 掃き出し窓の外部にテラスやウッドデッキを設置する

お庭を構成するのは、植物だけではありません。石材や木材、オーナメントなどをうまく用いて、維持管理の手間がかからないオシャレなお庭に仕上げたいですね。

コストがかかる

広いお庭は、設計や施工などのイニシャルコストや、維持管理などのランニングコストが高額になりがちです。たとえば、お庭のない家に比べて、こんなコストアップ要因があります。

  • 木材や石材、植物などの量が増える
  • たくさんの水や肥料が必要になる
  • メンテナンス機器や園芸用品が必要になる

また、広いお庭のお手入れは、高齢者や体力に自信のない人にとっては困難でしょう。プロの造園業者に委託する場合は、その委託料も必要になります。

敷地が広ければ、それだけ土地の取得費用も増えます。固定資産税や都市計画税などの税金も、高額になるでしょう。

しかし、これらのコストは土地選びの段階やお庭を設計する段階である程度コントロールできます。ぜひコストも意識しながら、土地探しやお庭の設計を進めてください。

近所の目が気になる

広いお庭は、目立ちます。周囲の住民にとって、目を引く場所になることもあるでしょう。とりわけ、ご近所でも有数の広いお庭は、道行く人から好奇の目で見られるかもしれません。

オープンなお庭にしてしまうと、プライバシーを侵害されることもあるでしょう。たとえば、近隣にマンション等の背の高い建物がある場合は、上からのぞかれる心配があります。

このような状況では、外からの視線を遮れるように家や窓、植栽の配置を計画する必要があります。一方、外からの視線を遮る外構は不審者の隠れ場所にもなります。適切な防犯対策も必要でしょう。

外からの視線が心配な方は、以下のような立地条件の土地を選んでいただくとよいでしょう。

  • 近隣に高層の建物がない
  • 周囲は、どの敷地も広い(広いのが当たり前の状態)

上述のような状況であれば、他人からジロジロと見られることも少ないでしょう。プライバシーレベルを少し下げた「開放的なお庭」をつくりやすくなります。

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広い庭ならではのメリット

広い庭ならではのメリット

つづいて、広いお庭ならではのメリットを3つご紹介します。

日当たりや風通しがよくなる

広いお庭があると、家の日当たりや風通しがよくなります。なぜなら、隣家の影響を受けにくく、日差しや風が自由に差し込むからです。

お庭が広い、つまり敷地が広いと、ある程度自由な位置に建物を配置できます。ですから、日当たりや風通しを考慮して「建物の配置計画」を練ることもできます。

一方、狭小地で家を建てる場合は、日当たりや風通し、プライバシーを確保するために工夫が必要です。その結果、家の配置や窓の位置は制限されやすくなります。

採光や通風、それを考慮した間取りの設計については、狭小地より広い敷地のほうが容易です。

季節の移ろいを感じられる

広いお庭で、花や植物を育ててみてはいかがでしょうか。花や植物は年間を通して状態が変わりますので、窓の外に広がるお庭から、四季の移ろいを感じ取れるようになるでしょう。

美しいお庭を眺めていると、自然を身近に感じることができ、心身が休まります。LDKなどの居室から眺められるようにするだけでなく、バスルームから見えるようにするのもいいですね。

お庭が広いなら、シンボルツリーを植えるのもおすすめです。象徴的な木があると、家の外観がグレードアップするだけでなく、住まいの歴史とともに成長していく存在になってくれます。

眺望に優れた場所でしたら、敷地の外に広がる景観も意識してお庭や間取りを設計するとよいでしょう。お庭とシームレスにつながる景観が、すてきな借景になってくれますよ。

さまざまな用途に利用できる

お庭といえば、ガーデニングを連想される方が多いのではないでしょうか。お庭が広いと、ガーデニング以外にもさまざまな用途に利用できます。

たとえば、家庭菜園や子どもの遊び場として利用できます。ワンちゃんを飼っているなら、ドッグランにしてもいいでしょう。バーベキューやガーデンパーティーも、できますよ。

DIYがお好きでしたら、お庭を作業場にできます。ご家族の趣味やライフスタイルに合わせて活用できるところが、広いお庭の長所です。

広い庭を有効活用する方法5選

広い庭を有効活用する方法5選

先述のとおり、広いお庭はさまざまな用途に活用できます。ここでは、その代表的なものを5つご紹介します。

「広いお庭は、持て余しそうだな」と感じている方は、以下の5つを参考に有効活用してみてください。日々の暮らしが、楽しくなりますよ。

家庭菜園やガーデニングを楽しむ

広いお庭で、家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか。たとえば野菜や果物を栽培して、収穫したものをバーベキューの食材として使うと、楽しいのではないでしょうか。

野菜を育てて食べる過程は、人間が持つ五感(視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚)を刺激します。お子さまも一緒に取り組んでいただくと、情操や感受性の育成にも役立つでしょう。

定番のガーデニングもおすすめです。ガーデニングはセラピーの手段として利用されるほど、人間の心身によい影響を与えます。たとえば、こんな効果があるそうですよ。

  • 筋力、筋持久力、心肺機能、座位バランスの向上
  • 注意力、集中力、学習能力、記憶力の向上
  • やる気や自己尊重感の向上
  • 抑うつ気分や感情コントロール力の改善
  • ストレス解消効果

参考:園芸療法の紹介

上述のとおり、ガーデニングは心身の健康維持に役立ちます。運動不足の人や疲れ気味の人にとっては、よい趣味になるのではないでしょうか。

バーベキューやガーデンパーティーを開催する

広いお庭はさまざまなアウトドア活動に適していて、中には広いお庭がないとできない楽しみ方もあります。たとえば、バーベキューガーデンパーティーがその代表でしょう。

バーベキューやガーデンパーティーは、ガーデンテーブルやチェアを置いて、家族や友人と一緒に食事を楽しむスペースが必要です。

もう少しスペースがあるなら、一歩進んでキャンプをするのもいいでしょう。お庭にテントを張って、バーベキューを楽しみながら家族と過ごすと、子どもも大人もワクワクできますよ。

ガーデンパーティーをしたい方は、お庭にコンセントや水栓を設置しておくと役立つでしょう。

子どもやペットの遊び場にする

広いお庭は、お子さまにとってよいプレイグラウンドになります。お庭をプライベートなミニ公園にしてあげると、自由に遊べるだけでなく、車の往来を気にすることなく安全に運動できます

ワンちゃんを飼っているなら、お庭をドッグランにするのもいいでしょう。ワンちゃんとの暮らしが楽しくなりますよ。散歩だけでは不足しがちな運動量も、補ってあげられます。

ドッグランについては、以下の記事でもご紹介しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

自宅の庭(外構)をドッグランにしたい!ポイントや必要な設備を解説

リラックスできる空間をつくる

広いお庭は、リラックスできるスペースとして活用できます。たとえば、こんな利用方法はどうでしょうか。

  • ハンモックを設置して、読書やお昼寝ができる場所にする
  • タイルやレンガを敷き詰めて、プライベートなオープンカフェにする
  • ガーデンファニチャを置いて、天体観測をしながらお酒を飲める場所にする

プライベートな外部空間で、リラックスして過ごせるなんて、とってもぜいたくではないでしょうか。ストレス解消にもつながりますので、気力も充足されるでしょう。

平屋を建てる

広い敷地は、平屋を建てるのに向いています。平屋は1階部分の面積が広くなるため、狭い敷地には建てにくいのです。

平屋はバリアフリー性が高く、老後も生活しやすいでしょう。メンテナンス性も優れていて、外壁や屋根の簡単な修繕なら、大がかりな足場を設置しなくても工事できます。

以下の建造物も、敷地が広くないとつくれません。

  • 広いウッドデッキ
  • 広いガレージ

広い敷地を購入した方は、せっかくですから、広い敷地ならではの使い方をされてみてはいかがでしょうか。

なお、平屋と敷地の関係については、以下の記事でも解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

平屋を建てるのに必要な土地の広さ(土地面積、坪数)の目安は?

【まとめ】広いお庭を有効活用する方法

広いお庭は、自然を身近に感じながら過ごせる「プライベートな外部空間」です。定番のガーデニングだけでなく、家庭菜園や子どもの遊び場として活用できます。

家族やご友人と集い、バーベキューやガーデンパーティーを開催するのもよいでしょう。ひとりで景色を眺めながら、ティータイムやお酒を楽しむのもすてきです。

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